2児のパパによる「日常を楽しむ情報」ブログ

今日もお疲れ様です。ここでは、2児(6歳/3歳)の子育て中の30代パパが、「日常を楽しみながら過ごす」ことをモットーとしたブログです。”子育て・仕事”に役立つ情報を、週3回(月・水・金)で発信します。

2022-01-01から1年間の記事一覧

日本の起業精神について

1 鶴岡サイエンスパーク 皆さんは、「鶴岡サイエンスパーク」をご存知でしょうか。場所は山形県鶴岡市にあり、あの慶應義塾大学が創設した先端科学イノベーション施設です。この施設は首相官邸広報でも紹介され、今は多くの若く有能な世代が世界中から集ま…

家庭持ち31歳の「人付き合い」について

1 社会人になること 大学生までは男女問わず友人と会い、くだらないことから将来の真面目な話までする時間が有意義で、ついつい時間を忘れて話し込み終電で自宅に帰ることも多々ありました。社会人となった直後も、可能な限り友人と休みを合わせ、会社の雰…

【第12回】マクロ経済学(開放経済)

今までは閉鎖経済において短期と長期に市場を分けて整理してきました。しかし、現実世界は他国との貿易があり、経済に大きく影響を与えています。今回は開放経済の中で、長期と短期がどのようになるのか整理したいと思います。 1 閉鎖経済から開放経済(長…

【第11回】マクロ経済学(総供給)

今までは総需要曲線を拡張したISーLMモデルを整理してきましたが、今回は一度触れた総供給曲線を短期的経済変動で整理していきたいと思います。 総需要曲線(AD)は、物価水準が低いほど需要は増えるので右下がりとなります。一方で総供給曲線は短期と長期に…

【第10回】マクロ経済学(総需要)

前回はISーLM曲線と総需要曲線を作りました。その上で、マネーサプライの増減による動きをみてきましたが、今回はその動きを「財政政策」や「金融政策」として整理したいと思います。 1 財政政策・金融政策 ・財政政策の場合 ・政府支出(G)を増やすと、ど…

【第9回】マクロ経済学(総需要)

前回は短期市場において、総需要曲線を財やサービス市場の視点(IS曲線)でみてきました。短期では賃金や物価が硬直的である中、IS曲線は財やサービス市場を均衡させる実質利子率(r)と生産(所得)水準(Y)の組み合わせでした。 それが、Y=C(Y-T)+I(r)…

記憶に残るものとは

1 記憶のしずらさ 30歳に入ってから、記憶に残る体験が少なくなった気がします。娘たちと話していても、「今日保育園でこんなことがあったよ」だけではなく、「この前パパと〇〇したんだよねー」など話すこともあり、どんどん覚えが良くなっている気がしま…

【第8回】マクロ経済学(総需要)について

前回は短期のADーASモデルに基づき供給面を見てきましたが、今回は需要面を見ていきます。マネーサプライの増減により総需要曲線は変化するなど金融政策が影響を与えることがわかりましたが、今回は総需要には金融政策と財政政策が影響を与えることを整理し…

【第7回】マクロ経済学(景気)について

今まではマクロ経済学における古典派、つまり長期の視点で見てきました。今回からは、短期の視点で整理したいと思います。 長期の世界は、賃金や物価は柔軟で価格による供給量・需要量の調整が行われているものでした。そのため、需給が均衡し、供給サイドに…

記憶のストックをフローにする

1 きっかけ 大学院の講義の中には、外部講師を招いて講義するタイプもあります。それらの多くは、日本だけでなく世界的な先進事例を紹介していただくもので、大変有意義な時間です。今回は、その講義の1つで印象的であった「デジタルアーカイブ」をご紹介…

【第6回】マクロ経済学(経済成長)について

今回は経済成長について整理していきます。今までは長期における市場を前提に考えてきましたが、今回は潜在成長力が経済成長となる超長期をベースにしていきます。 1 ソローモデル 資本や労働が時間的に変化した時、GDPはどのように変化し成長して行くのか …

【第5回】マクロ経済学について

前回の貨幣システムで少し登場したインフレについて整理したいと思います。 1 貨幣数量説 ・数量方程式 貨幣の3機能の1つ:決済(交換)手段 取引が増えると貨幣への需要が増える →貨幣供給量(M)×貨幣の流通速度(V)=貨幣水準(P)×実質GDP(Y) ※貨幣…

【第4回】マクロ経済学について

短期の話に入る前に、貨幣システムについて整理したいと思います。 1 貨幣とは ・貨幣:取引や決済に使用できる資産のストック 計算の単位、決済(交換)手段、価値保存手段の3機能がある →商品貨幣:内在的価値を持った財による貨幣(例 金銀) →不換貨幣…

【第3回】マクロ経済学について

今回は、GDPについて詳しく見ていきたいと思います。マクロ経済学では、GDPは最重要指標です。そこには三面等価の原則が存在し、”生産面(労働や資本)”・”所得面(民間消費+民間投資+政府支出)”・”支出面(報酬や減価償却)”がありました。 それでは、そ…

【第2回】マクロ経済学について

今回は、テレビなどでよく聞く「GDP」を中心に整理したいと思います。 1 導入 ・国全体の経済活動を示すデータ →国内総生産(GDP) 国全体の生産、支出、所得水準を示す 経済規模や経済成長率を表すために使用される基本的データ ・物価動向(インフレ/デ…

【第1回】マクロ経済学について

1 経済学の印象 経済学に出会ったのは公務員試験の時でした。経済学のような学問は試験において選択科目であることが多く、私も試験の時には「選択できる科目を少しでも増やしておこう」という気持ちで勉強していました。そのため、暗記して覚えることに注…

余計な一言について

1 義妹の体験 先日、妻の妹(義妹とします。)の体験したことを妻から聞きました。義妹は私の1つ下の年齢で、現在1歳6ヶ月の子どもがいます。その子は保育園に通っているのですが、先日義妹がお迎えに行くと、指先を怪我していたそうです。何があったのか…

「一番やさしい自治体財政の本」をご紹介

1 読んでみようと思ったきっかけ 私は市職員として働き始めて8年目になりますが、恥ずかしながら地方行政の法体系については、ほとんど知らずに過ごしてきました。というのも、入庁して3年間は生活保護関係、異動してから4年間は観光振興について取り組んで…

決断疲れについて

1 無意識に 毎日子育てや仕事や...独身の時や夫婦で過ごしていた時には想像できないほど日々時間に追われています。「今日の洋服は何にしようか」、「休みの日はどこに連れて行ってあげようか」など普段の生活に関することもあれば、「この政策を進めるため…

ルーティンについて

1 30歳の節目 大学を卒業してから会社員・公務員として社会に揉まれ、気づいたら社会人8年目になりました。初めはがむしゃらに目の前の仕事をこなしつつ、余裕があればプライベートも充実させようといった生活をしていましたが、23歳で結婚し25歳で長女が誕…

「偶然と必然の方程式」をご紹介

1 きっかけ 大学院では主に公共政策について学んでいます。先行事例を研究し、自分の派遣元自治体でどのように課題を解決して行くべきかを考えて行くプロセスのおいて、データサイエンスは非常に有効です。しかし、いざ職場においては分かっていても前例主…

「共働き」とは

1 初めて考えた時 私と妻は共に正社員として働いています。妻が長女を妊娠した時(今から6年程前)にも、今後の働き方について妻と話し合いました。妻の職場は社員の8割が女性という割合で働いており、産休や育休後の復帰にも積極的な支援と理解があると…

「女性はなぜ活躍できないのか」をご紹介

先日、大学院で「ウーマノミクス」という言葉を広めたキャシー松井さんの講演を聞きました。日本における女性待遇の問題、そして今後の人口減少社会において女性活躍を推進することは経済成長のためには重要であることを改めて実感しました。 ではなぜ女性の…

グライダー型と飛行機型について

またまた妻と車に中での会話で、普段の仕事の話になりました。後輩が先輩に対して、「どうすればいいですか。」と聞くよりも、「自分はこう思っていますが、それに対してどう思いますか。」と聞く方が、聞いた本人に責任感があるよねと。 思い返すと、自分も…

外国人との共同とインテリジェンス

現在通っている大学院は公共政策について研究することを目的に設立されました。そのため、学生のほとんどは公務員で、民間企業の方もいますがその多くは公共事業に携わるような方の印象を持っています。 学生は日本人だけではなく、むしろ外国人の方が多いで…

子どもとタブレット端末について

うちは5歳と2歳の子どもがいますが、保育園から帰ると「パパ!」「ママ!」と、ずっとくっつき虫状態で大変です。私は家での仕事がありますが、妻が夕食を作る方が優先度が高いので、結局仕事を諦めて子どもと遊んでいます。(夕食後はお風呂で一緒に遊ぶ…

「観光ブランドの教科書」をご紹介

今は大学院に派遣されている私ですが、その前までは長らく観光の部署にいました。「観光が強くない地方自治体で観光を盛り上げるには、どうしたらよいのだろうか...」当時はそんな事を思いながら、初めはルーティンワークのみこなしていたことを思い出します…

「神山進化論」を読んでみました

仕事柄、勉強として「神山進化論」を読みました。 徳島県神山町について、皆さんはご存じでしょうか。私は、この本を上司におススメいただくまで、知りませんでした。実際に知らべてみると、自然豊かな環境で人が温かい、なるほどこれは人疲れしている現代人…

「趣味」とは?

1 きっかけ 先日、家族とドライブしている時、ふと「俺って、趣味と呼べるものがあったことないな」と思いました。 振り返れば、学生時代はサッカーや水泳、トライアスロン、映画鑑賞、読書など日々何かをしてはいましたが、”趣味”というよりは友達付き合い…

「FACT FULNESS」を読んでみました

「FACT FULNESS」をやっと読み終えました。 購入した本屋でも平積みされているなど人気な本かと思います。 まずは、基本情報をご紹介します。 1 基本情報 FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣【電子書…