2児のパパによる「日常を楽しむ情報」ブログ

今日もお疲れ様です。ここでは、2児(6歳/3歳)の子育て中の30代パパが、「日常を楽しみながら過ごす」ことをモットーとしたブログです。”子育て・仕事”に役立つ情報を、週3回(月・水・金)で発信します。

講義の日常

【第12回】マクロ経済学(開放経済)

今までは閉鎖経済において短期と長期に市場を分けて整理してきました。しかし、現実世界は他国との貿易があり、経済に大きく影響を与えています。今回は開放経済の中で、長期と短期がどのようになるのか整理したいと思います。 1 閉鎖経済から開放経済(長…

【第11回】マクロ経済学(総供給)

今までは総需要曲線を拡張したISーLMモデルを整理してきましたが、今回は一度触れた総供給曲線を短期的経済変動で整理していきたいと思います。 総需要曲線(AD)は、物価水準が低いほど需要は増えるので右下がりとなります。一方で総供給曲線は短期と長期に…

【第10回】マクロ経済学(総需要)

前回はISーLM曲線と総需要曲線を作りました。その上で、マネーサプライの増減による動きをみてきましたが、今回はその動きを「財政政策」や「金融政策」として整理したいと思います。 1 財政政策・金融政策 ・財政政策の場合 ・政府支出(G)を増やすと、ど…

【第9回】マクロ経済学(総需要)

前回は短期市場において、総需要曲線を財やサービス市場の視点(IS曲線)でみてきました。短期では賃金や物価が硬直的である中、IS曲線は財やサービス市場を均衡させる実質利子率(r)と生産(所得)水準(Y)の組み合わせでした。 それが、Y=C(Y-T)+I(r)…

【第8回】マクロ経済学(総需要)について

前回は短期のADーASモデルに基づき供給面を見てきましたが、今回は需要面を見ていきます。マネーサプライの増減により総需要曲線は変化するなど金融政策が影響を与えることがわかりましたが、今回は総需要には金融政策と財政政策が影響を与えることを整理し…

【第7回】マクロ経済学(景気)について

今まではマクロ経済学における古典派、つまり長期の視点で見てきました。今回からは、短期の視点で整理したいと思います。 長期の世界は、賃金や物価は柔軟で価格による供給量・需要量の調整が行われているものでした。そのため、需給が均衡し、供給サイドに…

【第6回】マクロ経済学(経済成長)について

今回は経済成長について整理していきます。今までは長期における市場を前提に考えてきましたが、今回は潜在成長力が経済成長となる超長期をベースにしていきます。 1 ソローモデル 資本や労働が時間的に変化した時、GDPはどのように変化し成長して行くのか …

【第5回】マクロ経済学について

前回の貨幣システムで少し登場したインフレについて整理したいと思います。 1 貨幣数量説 ・数量方程式 貨幣の3機能の1つ:決済(交換)手段 取引が増えると貨幣への需要が増える →貨幣供給量(M)×貨幣の流通速度(V)=貨幣水準(P)×実質GDP(Y) ※貨幣…

【第4回】マクロ経済学について

短期の話に入る前に、貨幣システムについて整理したいと思います。 1 貨幣とは ・貨幣:取引や決済に使用できる資産のストック 計算の単位、決済(交換)手段、価値保存手段の3機能がある →商品貨幣:内在的価値を持った財による貨幣(例 金銀) →不換貨幣…

【第3回】マクロ経済学について

今回は、GDPについて詳しく見ていきたいと思います。マクロ経済学では、GDPは最重要指標です。そこには三面等価の原則が存在し、”生産面(労働や資本)”・”所得面(民間消費+民間投資+政府支出)”・”支出面(報酬や減価償却)”がありました。 それでは、そ…

【第2回】マクロ経済学について

今回は、テレビなどでよく聞く「GDP」を中心に整理したいと思います。 1 導入 ・国全体の経済活動を示すデータ →国内総生産(GDP) 国全体の生産、支出、所得水準を示す 経済規模や経済成長率を表すために使用される基本的データ ・物価動向(インフレ/デ…

【第1回】マクロ経済学について

1 経済学の印象 経済学に出会ったのは公務員試験の時でした。経済学のような学問は試験において選択科目であることが多く、私も試験の時には「選択できる科目を少しでも増やしておこう」という気持ちで勉強していました。そのため、暗記して覚えることに注…