2児のパパによる「日常を楽しむ情報」ブログ

今日もお疲れ様です。ここでは、2児(6歳/3歳)の子育て中の30代パパが、「日常を楽しみながら過ごす」ことをモットーとしたブログです。”子育て・仕事”に役立つ情報を、週3回(月・水・金)で発信します。

外国人との共同とインテリジェンス

 現在通っている大学院は公共政策について研究することを目的に設立されました。そのため、学生のほとんどは公務員で、民間企業の方もいますがその多くは公共事業に携わるような方の印象を持っています。

 学生は日本人だけではなく、むしろ外国人の方が多いです。(私がいる修士課程と博士課程を合算すると、日本人150名/外国人250名ほど)

 授業も外国人と一緒に受けるものもあり、彼らの学びの姿勢に刺激を受けています。日本人同様、彼らも政府機関や国際機関から派遣されているため、幅広い知識を持って議論に参加してくれます。

 そのような中、互いのメリットが活かしあえるのが共同作業の時です。何か1つの目標達成に向け、日本人は予め計画立てて各自の役割分担を決める傾向にありますが、外国人は、大きな役割(目標達成に向けて各自何がしたいか)を出し合って大項目を決め、細かい所はそのうち決まっていくでしょ、といった雰囲気です。

 もちろん、外国人と言ってもアフリカやヨーロッパ、アジアなど広いため違いはありますが、日本人より大胆かつ楽しんで取り組んでくれます。

 その外国人と日本人が話し合うと、「同じ話題をしているはずなのに、なんか論点が違うような...」ということも多々あります。でも、そこは互いの特徴を活かしあい、いつもまにか相互補完しあって上手く事が進むのが面白いなと感じています。日本人と外国人は、仕事を進める上で相性が意外といいんじゃないかとも思います。

 また、外国人の彼らには時折インテリジェンスを感じます。つまり、「知っているけどあえて言わない」という立ち振る舞いです。彼らが分かっていないのではと思い、ついつい日本人から意見を言ってしまい、外国人からは「良い意見ですね、ぜひ進めてください」と自然に役割を任せられる。でも、後から様子を見ていると、本当は分かっていたような様子...。老子の「知る者は言わず、言う者は知らず」という言葉を思い出します。

 知識のある人ほどそれををむやみに言わず、逆に知識のない人ほど良く話す。外国人との交流が増えているグローバル社会の現在では、日本人にもこのようなインテリジェンスがあっても良いなー、と日々感じ学んでいるところです。もちろん、日本人の世話好きな性格も好きですが。