2児のパパによる「日常を楽しむ情報」ブログ

今日もお疲れ様です。ここでは、2児(6歳/3歳)の子育て中の30代パパが、「日常を楽しみながら過ごす」ことをモットーとしたブログです。”子育て・仕事”に役立つ情報を、週3回(月・水・金)で発信します。

「FACT FULNESS」を読んでみました

 「FACT FULNESS」をやっと読み終えました。

 購入した本屋でも平積みされているなど人気な本かと思います。

 まずは、基本情報をご紹介します。

 

1 基本情報

◆書名 FACT FULNESS (ファクトフルネス)
◆著者 ハンス・ロスリング
◆出版社 日経BP
◆出版日 2021年1月29日(第1版)

 

 内容はこの手の本の初めて読む人にも易しく、著者の様々な実体験を通して学んでいくものでした。

 ざっと概要をご紹介します。

 

2 概要

◆間違った知識=アップデート不足ではなく、脳の機能によるもの

 (ドラマチックすぎる世界の見方が理由)

 ⇒”考えずに感じているだけ”

◆「ファクトフルネス」になる(ネガティブなニュースに気付く)

 例)世界の人口=約76億人(2017年)

   →2100年には約110億人、しかし”ひたすら”増えてはいかない

    (子どもの数は既に横ばい、大人の増=人口増)

◆「ファクトフルネス」その①

 話の中の「分断」を示す言葉に気付くこと(大半の人がどこにいるのか)

 ⇒平均に比較、極端な数字の比較に注意(最上位と最下位)

 ⇒上からの景色であることを思い出す(同じように見えて低さが違う)

◆「ファクトフルネス」その②

 ネガティブなニュースに気付くこと(悪いニュースの方がインパクトある)

 ⇒”悪い”と”良くなっている”は両立する

 ⇒良い出来事やゆっくりとした進歩はニュースになりにくい

 ⇒悪いニュースの増=悪い出来事の増とは限らない(監視の目が影響)

 ⇒美化された過去に気を付ける

◆「ファクトフルネス」その③

 グラフの直線への思い込み(世界の人口はひたすらに増えてはいかない

◆「ファクトフルネス」その④

 恐ろしいものには自然と目がいってしまう

 ⇒世界は恐ろしいと思う前に現実を見る

 ⇒リスクは危険度と頻度(質と量)で決まる

 ⇒行動する前に落ち着く

◆「ファクトフルネス」その⑤

 過大視本能(1つの数字が重要であるように勘違い)

 ⇒比較(1年前、類似地域など)や割り算(1人当たり)すると良い

 ⇒80:20ルール、最も大きな項目に注目する

◆「ファクトフルネス」その⑥

 ひとつの集団のパターンを根拠に物事が説明されていたら、それに気づくこと

 ⇒同じ集団の中にある違いを探す(大規模な場合は特により小さく正確に)

 ⇒違う集団の間に共通項を探す(分類自体が正確か確認)

 ⇒違う集団の間の違いも注目(1つの集団で言えることが、違う集団にもあてはまるか)

 ⇒過半数か(半分より多いのか、99%なのか)

 ⇒強烈なイメージに注意

 ⇒自分以外はアホだと決めつけない

◆「ファクトフルネス」その⑦

 色々なものが変わらないように見えるのは、変化がゆっくりと少しずつ起きている

 ⇒小さな進歩を追いかける(少しの変化の積み重ねで大きく変わる)

 ⇒知識をアップデートする(常に変わりゆくある)

 ⇒おじいさん、おばあさんの話を聞く(価値観の変化)

 ⇒文化が変わった例を集める

◆「ファクトフルネス」その⑧

 1つの視点だけでは世界を理解できない

 ⇒自分の考え方を検証(自分と違う意見も検証し、自分の弱点を見つける)

 ⇒知ったかぶりはダメ

 ⇒数字は大切だが、数字だけに頼ったらダメ

 ⇒単純なものの見方と、単純な答えに警戒

◆「ファクトフルネス」その⑨

 誰かが見せしめとばかりに責められていたら、それに気づくこと

 ⇒犯人ではなく原因を探す(その状態を生み出した原因やシステム理解)

 ⇒ヒーローではなく社会を機能させている仕組みに目を向ける

 (社会の仕組みを支える人たちの功績をもっと認める)

◆「ファクトフルネス」その⑩

 自分の焦りに気付くこと(焦りの本能を抑えるには、小さな一歩を重ねる)

 ⇒深呼吸する(時間をかけて情報を集める)

 ⇒データにこだわる(正確で重要なデータだけ取り入れる)

 ⇒占い師に気を付ける(最高と最悪のシナリオだけではない)

 ⇒過激な対策に注意する(副作用を考える)

 

3 所感

 どんな立場の人でも、「自分にはこういうところがあるな」や「こういう所に気を付けていかないといけないな」と身に染みて実感できる内容が書かれているなと思いました。この著者は決して成功者としての助言ではなく、自分自身も失敗を重ねながら気づきを得てきたからこそ、失敗しやすい点を理解し発信できているなと思います。

 ぜひ機会がありましたら一度読んでみてください。読み終えた後から、日々の出来事に対する見方が変わると思います。